Vapor Trail

明るく楽しく元気よく

最近読んだ本

仕事で業務委託の方の面談や正社員の一次面接をするようになったが、どうすれば良い人をとることができるのか知りたかった為読んだ。

 

『GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた』

「バリューを体現をできる人を取りましょう」といった感じ。じゃあバリューを体現できる人かどうかどうやって判断するのか。今の職場や過去の職場でバリューに沿った行動を主体的にしていたのかどうか質問して見極めるしかなさそう。

  • コミュニケーションのとり方が参考になった。特にコミュニケーションガイドライン

jp-handbook-gitlab.tech4u.dev

「正論で相手を追い詰めるのではなく、相手が理解できるように接しましょう。…厳しいメッセージを伝えなければならないときにも真摯に受け止めてもらえるようになります。」

  • 新入社員のパフォーマンスは社会的交換関係(ギブアンドテイク)と社会的受容(チームに受け入れられているという感覚)と関係があること、インフォーマルなコミュニケーションも大事であること。
  • SBI(Situation-Behavior-Impact:状況-行動-影響)モデルで相手に誤解を与えずに言語化して伝えることができるようにする。

invenio.jp

・チームのパフォーマンス = チームのメンバーの生産性の合計 - プロセスロス + プロセスゲイン

www.dodadsj.com

 

  • コラボレーション≠コンセンサス
    自分の責任を軽くするためにコンセンサスを取ったり、自分一人でできることを無駄に遠回しすることはコラボレーションではありません。
  • 成果 = コミットした責任を果たすこと
    成果が良かったかどうかを決めるのはステークホルダーであって、良い影響を与えられたかを客観的に計測することが重要
  • イテレーション = 何かを追加・削除すること
    ユーザーやチームに対して何も変化がないものはイテレーションとは呼ばない。また大規模な計画もしない。イテレーションの最初のリリースは小さすぎて気恥ずかしいくらい些細なものであれば正しい。

    jp-handbook-gitlab.tech4u.dev

『採用基準』『生産性』

結論としては、リーダーシップがある人を採れという感じ。

chikirin.hatenablog.com

  • 決める
    十分な情報が揃ってない段階で決断をすることはリスクを伴うため、決断を先延ばしにする人がいるが、未来のことなので十分な情報が揃うことはなく、常に不十分な情報しか存在しない中で決断を求められる。
    マネージャの仕事とはトレードオフが存在する状況において判断を下すこと。下した決断は人によって正解、不正解が分かれることを理解し、なぜその選択をしたのか他の人に説明できるようにしておくこと。
  • できるようになる前にやる
    できるようになるまで見て学ぶのではなく、とりあえずやってみてできない部分だけを誰かに助けてもらう。リーダーシップがある人は仕様とか決まってない状況でも自分から聞きに行ったり提案したりしてプロジェクトを前に進める力がありますね。任せられてやっていくうちにできるようになるみたいな。